突然ですが、ポテトです。
もっと正確に言うと、マクドナルドのポテトLサイズ×30個です。
凄いこう、インスタ映えしそうな写真ですよね。
#マックのポテト #食べきれない #でも幸せ
みたいなタグが付いてそう。(偏見)
私用でケータリングを手配する必要がありまして、わたしは食べ物をひたすら並べる係だったので気づいたときには後の祭りだったのですが。
「揚げ物ほしいしマックのポテトにするか―」
「どれくらい必要かな?」
「30個くらいでいいんじゃないのー?」
「了解、じゃあ注文しとくー」
という会話が注文係の間で交わされ、無慈悲にも30個注文されたことがわかった。大体1個150gらしい。30個で約5キロだ。
このトレー×5個程ある。
しかも冷めたポテト程美味しくないものはない。
出された頃にはすでにぬるくなっていたポテトは当然減らない。
部署のみんな5人ほどで頑張ったけれどポテトの山は全然減らない。この山で遭難しそうだ。標高30センチの山で遭難だ。
続けてトラブル発生、ビールも6リットルほど余ってる。マジか。
普段少食+下戸なわたしだが、この時ばかりは頑張った。それでも目の前のポテトとビールは減らない。どうするんだこれ。
ビールとマックのポテトの前に屍ができる。口に運ぶ手が鈍い。
現場には電子レンジしかない。温め直す。パサパサ感が増す。ポテトを口に運ぶ手の動きがより鈍る。
結局みんなで持ち帰った。
この週末、大食い選手の木下ゆうかちゃんが動画を上げているのを見た。
「【大食い】マクドナルド [ポテトフライ大学芋味×15,シェイク×4,コーラ2リットル] 5キロ 9281kcal【木下ゆうか】」
「やっぱりプロって凄い」
1日たって水分がなくなりパサパサになったポテトを口に運びながら、わたしはそう思いました。